兵庫県より大阪工房へご来店のお客様です。
結婚指輪を自分たちで手作りする場合は、自分たちの好きなデザインを好きなように作ることが出来ます。
とはいうものの実際に結婚指輪の手作りにご来店するお客様の多くはシンプルな甲丸型か平打ち型の結婚指輪を作られる人がほとんどです。
シンプルなデザインであれば既製品と変わらないから既製品を買った方が早いのでは?
結婚指輪の手作りってどうなの?
と疑問に思う方がいらっしゃると思いますが、結婚指輪を自分たちで手作りする場合の大きな魅力は自分たちで結婚指輪を作るという事にあります。
シンプルなデザインであっても厳密には同じものは二度と作ることが出来ません。
同じように作ったとしても厚みや幅を全く同じに作るのは手作業では不可能だからです。
また、実際に自分たちで作った指輪だからこそ愛着のわく結婚指輪になることでしょう。
ここでご紹介のお客様の場合は少し個性的な結婚指輪のデザインを選んで手作りして頂きました。
形はストレートですが、指輪の表面を削ってランダムな面を沢山作り、削り跡をデザインとして活かした結婚指輪です。
指輪の表面を削る作業は余計な厚みを取り除くため行うので、滑らかな甲丸型や平打ち型を作る際にも行います。
そのため、表面にヤスリをかける作業はどのような形を作る場合も行う作業なので特別難しく手間のかかる作業ではありません。意図的にランダムな削り方をするだけなので難易度が高い訳ではなく誰でも出来る作業です。
ランダムに削った面は光沢に仕上げて動きによってキラキラと輝くデザインとなります。
形がストレートの真っすぐな形なのでそれほど時間がかかることなく約1時間半ほどで結婚指輪の原型が完成しました。
出来上がった原型をプラチナ鋳造して当店での工房でピカピカに磨いて仕上げます。
内側にも希望の彫刻を入れてお二人の希望でカラーメッキを施しました。
レディスはピンクブランメッキを施しています。
ピンクは、可愛さ、恋愛、甘い女性といった意味があります。派手なピンク色ではなくブラウンがかったピンク色をしているので指輪を外して色が見えても落ち着いた風合いになっています。
メンズはグリーンメッキを施しました。
グリーンはアースカラーで平和や安らぎ、生命力を表す色で、心を落ち着かせる効果があります。
このように手作り結婚指輪のは自分たちで作った指輪を身に着けるという大きな魅力からシンプルなデザインであっても作る価値がありますが、今回ご紹介のデザインのように個性的な自分たちの思い通りのデザインに仕上げることもできます。
既製品を買うよりもとても意味のある結婚指輪になりますので、結婚指輪を購入検討している方はぜひ、手作り結婚指輪もご検討ください!