MAKI大阪工房はJR大阪駅より徒歩10分程度の場所にあり、関西の各方面からの来店に非常に便利なため関西近郊から多数ご来店頂いております。
ご紹介のお客様も兵庫県西部方面からご来店頂きました。
レディスとメンズで幅違いが結婚指輪トレンド
指輪サイズはレディスとメンズでは大きく違うというのが一般的に認識されていますが、現在主流になっている指輪幅は幅の細い結婚指輪です。レディスは出来るだけ細く、といっても細すぎると強度が落ちてしまうため2mm前後の幅にすることが多いです。女性の指輪サイズは10号以下の小さなものが多く2mm幅でも手の大きさに似合った指輪幅になっています。
ですが、男性の指輪サイズは10号以上の大きさの人が多く、レディスと同様の2mm幅の指輪では華奢に見えてしまいます。また、指輪の直径が大きく幅が細いと強度も落ちて歪んだりしやすくなってしまいます。
そのため、レディスとメンズでは指輪幅を変えて、レディスは細くてもメンズは少し幅を広く作るようにします。デザインが同じであれば指輪幅が違っても同じデザインに見えるので幅違いで作ることが人気のデザインになっています。
まず、完成した結婚指輪をご覧ください。
レディスは細く、メンズは幅が広いですが、形とデザインが同じなので完全にペアの結婚指輪になっています。
MAKIでは結婚指輪手作り専用工房になっていますが、他店で販売されている既製品の結婚指輪もこのようにレディスとメンズで幅違いのペアになっていることが多いです。
結婚指輪の手作り作業開始
先に完成した結婚指輪をご覧いただきましたが、お客様の作業風景をご紹介します。
ワックスで原型を作る手作りで指輪作りをして頂きました。
チューブ状のワックスから必要な幅の切り出し作業です。レディスは2mm、メンズは2.5mmで切り出します。チューブワックスに目安線を引き、その線を目安にノコギリで切り出しますので、それぞれ2mmと2.5mmの場所に罫書きコンパスという道具を使って引きます。
ストレート型のデザインなので切り出したドーナツ状のワックスの余分な部分を削って実際の指輪の幅、厚みにしていきます。
シンプルな甲丸型の原型が完成すれば、表面に模様を削ります。
今回のデザインはトップ部分に斜めの浅い溝を作り、溝の部分のみつや消しにしたデザインです。この溝は丸ヤスリを使って削ります。細かい作業なので慎重に行います。
間違って余分な部分を削ってしまってもご安心ください。
ワックスは非常に便利な素材で、折れたり傷が入ったりしても溶かして盛り上げたり、くっ付けたりすることが出来ます。そのため削るのを失敗したとしても盛り上げて削りなおすことが可能です。
削る作業に自信が無いという方は、不要なワックスを使って削る練習もしていただけるので自信をもって作業しましょう。
今回兵庫県のお客様が手作りで製作したワックス原型の作業時間は約2時間程度でした。何も模様が入っていないシンプルな甲丸リングであれば約1時間もあれば完成します。作業に力も必要ありませんので女性でも簡単に原型作りが可能です。
ご紹介のお客様も終始楽しく作業して頂き、完成した結婚指輪に大変満足して喜んで頂けました!
兵庫県のお客様が手作りした結婚指輪の完成
レディスにはダイヤモンドを埋め込んでいますが、つや消しの溝の中に埋め込んでいます。そのためダイヤモンドの輝きが特に引き立ち、キラキラと輝いて見えます。
シンプルながら特徴のある手作り結婚指輪の完成です!
指輪の内側にはお二人の大事なメッセージを彫刻いたしました。指輪の内側の彫刻はどのような彫刻も全て無料で行っています。
この度はご来店ありがとうございました😊