大阪南部方面からご来店いただいたお客様です。結婚指輪をワックス製作で手作りのご来店です。
結婚指輪をワックスで手作りする場合の大きな特徴としては、どのようなデザインでも作ることが出来るという所です。
大阪の結婚指輪のデザイン傾向
大阪は日本でも人口が多い大都市で、大阪工房へご来店のお客様は色々なお客様が来店され、様々なご要望の結婚指輪を作りたいというお客様が多いです。
手作り結婚指輪の価格の基準は、作る指輪の重さによって変わるので幅の広いサイズの大きなデザインの場合は値段も高額になってきますが、値段が高くても自分たちの希望のデザインの指輪を身につけたいという希望も多いようです。
本日ご紹介のお客様も価格よりもデザイン重視の結婚指輪がご希望で、ハワイアン彫刻を施した指輪を手作りして頂きました。
ハワイアン彫刻を施すには貴金属になってから当店で彫刻は施しますので、ワックス原型としてはベースになる甲丸型の原型を作っていただくようになります。
当店で施すことが出来る彫刻はハワイアン彫刻のほかに和彫りやミルグレイン彫刻など様々な彫刻を施すことが出来ますが、指輪表面に彫刻を施すためには指輪表面のスペースが広くなければいけません。
ハワイアンの場合は3mm幅以上のものから彫刻が可能ですが、ボリュームのあるデザインが良いという事で今回は3.5mm幅の指輪ワックス原型を作っていただきました。
ワックス原型の基本形はシンプルな甲丸リングで良いので、幅が3.5mmであっても製作自体はそれほど難しいものではなく女性でも簡単に作ることが出来ます。
ワックス原型はお互いの指輪を作りあいっこしていただきたので彼女様が手作りしている原型もサイズも大きな幅広の原型です。サイズが大きいと削る部分も多くなってしまうのですが、お二人ともに同じくらいの製作時間で原型を完成させています。
時間にして約1時間半ほどで原型が完成しました。
幅広デザインの結婚指輪を選ぶときの注意
今回のお客様の希望の指輪幅は3.5mm幅と広めのデザインでしたが、それよりも幅広のデザインの場合には指輪サイズや使用するうえで注意する部分がありますのでご紹介します。
関節の骨よりも指の根元が太い人の場合
肉付きの良いがっちりした体系の人に多いのですが、このような指の場合は根元まで指輪を入れるときつくなってしまうのですが、指の先に行くほど細くなっているので根元でぴったりしたサイズじゃないと抜けやすくなります。
指輪の幅が細い場合は根元でぴったりしたサイズでもそれほどきついという感覚は無いのですが、幅の広い指輪の場合はかなり圧迫感があります。実際にぴったりだと湿気などが逃げず指輪を付けている部分がふやけて被れたりすることがあります。
そのため、抜けやすいサイズであっても少し大きめのサイズにする必要があります。
したがって、抜けやすいサイズであることを認識して気を付けて指輪を付けることが重要です。
関節の骨が太く指の根元が細い人の場合
逆に関節の骨が太い人の場合はサイズが緩いと指輪を付けていても指輪がくるくる回ったりぐらぐらして不安定です。関節からすぐに抜けてしまうような場合は出来るだけ関節の太さギリギリのサイズにする必要があります。
指の根元が太い人に比べて、関節さえ抜けにくいようなサイズにさえすれば簡単に抜けることはなく、根元に指輪があっても空気の抜け道があるので指がふやけたりかぶれたりしにくいので幅広の指輪でもつけやすいものになります。
このような人の場合は関節の骨の太さにサイズを合わせると良いでしょう。
3.5mm幅のハワイアン手作り結婚指輪の完成
指輪サイズを決定するうえで前述した事を踏まえて指輪サイズを決定させていただきました。
ワックス原型が完成して大阪工房ご来店のお客様にご注文いただいた結婚指輪の完成品がこちらです！
ハワイアン彫刻など表面に模様が入ってデザインの場合、指輪幅が広くても見た目にはそれほど広く感じさせない見た目になります。これは目の錯覚のようなものだと思いますが、何も模様の入っていない幅広甲丸リングだととても幅が広く見えます。
ですので、3.5mm幅と聞くととても幅の広い指輪を想像しますが、完成した結婚指輪は女性でもつけやすいデザインになります。
今回のデザインの場合は女性物の彫刻の中でハイビスカスの彫刻の真ん中にダイヤモンドを1個埋め込んで女性らしいキラキラ感を出しました。
ハワイアン彫刻の、彫刻柄もMAKI大阪工房ではいろいろできますが、写真のデザインはハイビスカス、波、マイレの葉がバランスよく配置された人気のデザインです。
今回ご来店のお客様は大阪南部で少し距離があるお客様でしたが、遠方よりのご来店誠にありがとうございました。
末永くお幸せにお過ごしください。
