大阪工房にご来店のお客様ですが、兵庫県よりご来店いただきました。
MAKI大阪工房の立地しております場所はJR大阪駅より徒歩10分程度の場所にあり、兵庫県はお隣の県になりますので場所柄ご近所という事もあって多数お客様がご来店いただいております。
結婚指輪の手作りは設計が大事
今回お客様に手作りして頂いたデザインは既製品には絶対に無いようなデザインで、らせん状のコイルの一部を切り取ったようなデザインをしています。頭の中では形を想像できても形を作り出そうとするのは難しく、手作りの前に必ずデザイン画を描いてきちんと設計してから製作に移ります。
手作りの作業はプロの職人が丁寧にサポートして教えながら作業して頂きますが、プロと言えど中途半端に想像だけで作った場合失敗することもありますのでちゃんと図面を描くことが必須となります。
碁盤の目のようになった方眼1メモリを1mmとして書いていますので図に書くとワックス幅がどのくらい必要かというのがわかります。
このように上面図だけ書くだけでも必要なワックス幅や厚みがわかります。
結婚指輪原型の完成
ストレート型のワックス原型の場合は指輪幅を切り出すだけでおおよそ指輪の形になりますが、今回の作品のように幅を広く切り取って、必要な部分を削り出して手作りする場合は削る部分が多くなり、少し時間と手間がかかります。
どの部分を削れば良いかはお店のスタッフがマジック等で下書きをし、削る部分を明確にわかるようにしていきますのでご安心ください。
完成までは2時間ほどかかりましたが、上手に指輪ワックスの原型が完成しましたのでご覧ください。
トップ部分の重なった所はワックスできれいに削るのは難しいため少し重なりを多めの状態で完成としております。
見事にコイルの一部を切り取ったような形の結婚指輪の原型が完成しました!
ブルーカラーの手作り結婚指輪の完成
ワックス原型を手作りして頂いてから金属に仕上げるまでの期間は約1ヵ月~1ヵ月半ほど必要です。繁忙期には2ヵ月以上かかる場合があるのでお急ぎの方はお早めにご予約下さい。
大阪工房では土日祝日の予約が埋まりやすくなかなか取れない場合があるので、手作りしようと決まりましたら早めに予約されることをお勧めします。
工房でプラチナ鋳造を経て仕上げていきます。仕上げの過程でブルーカラーコーティングを施して完成した結婚指輪がこちらです。
トップ部分の重なりは指輪の強度のことを考えて少し深めに重なった仕上げになっています。
ブルーの色はヨーロッパのサムシングブルーの伝説で「青いものを身に着けた者は幸せになれる」とされていますのでとても縁起の良いカラーです。
また、ブルーの発色は鮮やかでとても美しく、派手になりすぎない色ですので日常身に着ける結婚指輪には最適な色ではないでしょうか!
この度は大阪工房での結婚指輪手作りのご来店誠にありがとうございました!
サムシングブルーの伝説とともに末永くお幸せにしてください😄