当店では結婚指輪に入れる宝石はダイヤモンド以外に誕生石などのカラーストーンも用意しています。
結婚指輪に入れる宝石
結婚指輪に入れる宝石は主にダイヤモンドが多いですが、それには理由があります。ダイヤモンドは地球上で最も硬い物質なので指輪の表面に入れた場合でもダイヤモンドが傷つくことはありません。素材に使うプラチナなどの貴金属同様に永遠に美しさを保つことが出来るというわけです。
一方、宝石の中にはダイヤモンドと比べて柔らかいものがあり表面に入れた場合に硬いものにあたると傷ついたりかけてしまうことがあります。そのような理由からカラーストーンを表面に入れた場合は注意が必要です。一般に結婚指輪に入れることの多い誕生石の種類は以下のようなものになっています。
誕生石
- 1月 ガーネット
- 2月 アメジスト
- 3月 アクアマリン
- 4月 ダイヤモンド
- 5月 エメラルド
- 6月 ムーンストーン
- 7月 ルビー
- 8月 ペリドット
- 9月 サファイア
- 10月 トルマリン
- 11月 トパーズ
- 12月 タンザナイト
これらの宝石の中でルビーとサファイヤはコランダムと言って同じ物質で宝石として成型される際に含有するものによってルビーとサファイヤのように色が変わります。そしてダイヤの次に硬い鉱物なので結婚指輪の表面に入れてもそれほど心配がありません。
この中で比較的柔らかく注意が必要な宝石は、アメジスト、エメラルド、ムーンストーン、ペリドット、トルマリンです。これらに宝石は衝撃に弱いだけでなく熱や酸などにも腐食することがあります。
ダイヤモンド以外の宝石は内側に入れると安心
ダイヤモンドに比べると耐久性に劣る宝石類は結婚指輪の表面ではなく内側に入れることが多いです。内側であれば硬いものにあたる事がほとんど無いのでそれほど心配することはないでしょう。
誕生石として結婚指輪に入れる場合はお守りとして入れることが多く、この誕生石を入れるメリットを重視して宝石の耐久性を問わず入れます。どうしても誕生石を結婚指輪に入れたいという場合は結婚指輪の内側に入れると良いでしょう!

こちらの結婚指輪の場合もガーネットを結婚指輪の内側に入れました。指輪のデザインはシンプルなストレート型ですが、表面に斜めにスパイラル状の模様が入っています。
手作り結婚指輪の作業風景

シンプルなストレート型の指輪を切り取るためにワックスに目安となる切り取り線を入れます。指輪の幅で切り取るのできっちりと指輪幅の目安線を引いています。

切り取った断面は凸凹しているのでヤスリなどできれいにならしていきます。この時に少し大きめに切ったワックスは希望の幅になるまでどんどん削ります。真っ直ぐに削れなくても大丈夫です。少し斜めになってしまっても手作りの味になりますし、あまり斜め過ぎた場合はプロの職人がサポートできれいに仕上げをしますので安心してください!

リーマーという道具で結婚指輪ワックスの内側を削ってサイズを大きくし、自分たちのサイズに合わせます。意外とこの作業にてこずる人が多いです!
ワックスは柔らかいのでリーマーで簡単に削れますが、差し込み過ぎたり力が入り過ぎると削った内側がガタガタになってしまいます。また、サイズが大きくなりすぎてしまうと小さくできないので注意しながら作業です。
内側がガタガタになるのをきれいに仕上げるために少し小さめサイズまで削ってもらい、あとはプロの職人が内側をきれいに仕上げてきっちりとサイズを合わせますので大丈夫です!

完成した結婚指輪の原型はプラチナ鋳造により貴金属に仕上げてレディスにはダイヤモンド、内側には誕生石のガーネットを埋め込みました!
この度はありがとうございました😊